どうして私を虐めるの?

フラッシュバックしてくる学校でいじめられた記憶を1つ1つ吐き出していきます。

友罪

映画初心者ですが感想記事初めてみました。

初心者だから言うのもなんですが最高の映画でした。

ただ、読んで回った感想記事ほぼ酷評でしたけどね💦

 

私には様々なサイド主人公がいてみんな良い具合にピースが尺内に丁度よく収まってると感じました。

 

 

 

以下ネタバレ有りです。注意を。

 

 

 

 

 

 

益田が見捨ててしまった親友のお母さんが亡くなる直前に「学に友達はいなかった。自分も友達じゃなかった。」と言っていたのは相手からしたら地獄の所業だよなと身震いしてしまいました。

 

ずっと「友達でしたよ(^^)」って言い続けて寂しい言葉には必ず熱心に否定して信頼得ていたのに死ぬ間際で容赦なく薙刀振り下ろしてギコギコしてるようなエグさでした(´・ω・`)

 

益田は悪い方に真面目なんだろうなぁと思った。

正直過ぎる。

それと選択肢がたくさんあるのに必ず何故か間違いを悪意なく引いてしまうようなものを感じた。

益田自身が元々そういう体質の人間だと言いたいわけじゃなくて益田がこれまでの人生でそんな癖みたいなものをつけてしまうような環境というか、周りの人間だったり、そのような鍋なのか箱なのかに入って生きてしまったからだ。

そう感じた。(長い)

 

少年院でいじめにあっていた少年に「虐められても仕方ない」(うろ覚え)こと言ってた男性

怒る益田に「気に入らないことがあったらまたそうやって暴力に走るの?」と怒鳴りつけた元カノ。

もしかしたら、虐めのような孤立した経験がないと、能動的に人を大切に想う気持ちが芽生えないのかと考えてしまった。

 

鈴木は取り返しのつかない過去があって、生きてていいのか生死を深く考えていた。

その過去は許せるものではないけど、深く悩み考えるという部分に置いては虐めなどで孤立を経験せず、足を踏み外さず、挫折を経験しないで普通のレールに乗って生きてきたが為に立場の違う人間の気持ちを尊重できず、また善悪も見失ってしまった理不尽な大人よりよっぽど人間らしさを感じてしまった。

 

私は平成しか知らないけど、大人が管理する空間でしか生きてこれなかった。または大きな失敗や、大きな恥をかくことがないまま成長して自立して自分の働いたお金で生活するがたくさんいる。

挫折や失敗が人の気持ちを分かりたい。能動的に誰かの心に寄り添いたいと思える優しい力を育てるものの1つなのではないかと思った。

 

益田の元カノが「そういう人とは関わらないで生きてきた。」という言葉で更にそう思って見終わった後もぐるぐるそんなことを考えていた。

 

夏帆のような捨て猫を見捨てられない人が社会的地位で上になれば富を独り占めせずに絶対に弱い立場の人やハンデがある人を見捨てない社会になるよなと思う