YとH
私は中一の時学年全体の生徒に虐められていた。
誰も口を聞いてもらえなかった。
登校しても誰とも話さずに帰る日々
男子が廊下に座っている前を通ると
カエルの合唱のように「豚！豚！」と歩く私を凝視して腹に息を溜めて大声で吠えた。
入学してYちゃんと行動していたが無視されるようになり、YちゃんはHちゃんと行動するようになった。
修学旅行で1人でプーさんの売り場をボーっとしているとHちゃんがYちゃんを引っ張って私の近くに来てわざわざ楽しく話す会話を私に聞かせた。
私が悲しい顔をしているのを確認するとHちゃんは楽しそうな顔をした。
それから2015年に時が飛ぶ。
母の自殺と元親友からの絶縁でアドレナリンがハイになるのが止まらない私は突然Hちゃんのことを思い出してFacebookで検索してHちゃんを見つけたので話しかけた。
わりと普通に会話してユニバーサルスタジオにHちゃんとYちゃんと3人で行くことになった。
HちゃんとYちゃんは毎年定期的に国内二人旅行をしているらしい。
度々Facebookに楽しい旅行の写真が上がっていた。
そういえば元親友とHちゃんも度々二人旅行に行っているらしい。
何故知っているのかと言うと私が定期的に元親友のTwitterアカウントをブロックされてない元親友に知られていないアカウントで検索して見に行くからなんだけど
それでユニバーサルに行ったんだけど
おかしくって
どうしてもなら水曜日でもいいけど私水曜日だと私4時にパーク出ないといけないから他の曜日がいい。
って言ったら
Hちゃんから
「水曜日になったよ！あなたが4時に帰ったあと私達閉園まで遊んでYちゃんの家に泊まって木曜日別の所で遊ぶ！」
え？木曜日に3人でパークで閉園まで遊ぶ選択肢はないの？って思ったけど私に人権なんてないよね。
パーク内で
中学の修学旅行のプーさんの売店の話をした。
話の途中でHちゃんもYちゃんも「覚えてない！覚えてない！」と叫んで怯えて話が広がらないように黙りこくった。
自然にHちゃんとYちゃんが手を繋ぐので
「仲良いね」
と言うと二人は怯えて慌てて手を離して自分の身を抱き締めた
そこから私を真ん中にして手を繋ぐようになった。
旅行が終わると二人はFacebookに私が存在しないことになってる旅行の思い出をアップしていた
その事とかHちゃんに
小学校、中学校の虐めのことで15年越しにキレたら相手もこちらと同じように覚えていた。
ごめん、許して
と言われたけどどうしても腹の中に溜めた怒りが収まらず許せるわけないでしょと言った
私が小4、6年の時にYHに虐められていたんだけど、Hちゃんは「YHちゃん今でも私会ってるよ！2人目も生まれたんだよね！」とYHちゃんの子供を盾にしたんだけど私は「人を傷つける人間が幸せになれるのか！」と怒った。
Hちゃんは「YHちゃんがしたことは私も悲しい。…
わかった。けど私は偽善者だから。気をつけてね。」と言った。
それから半年後。
会話を全て記憶していたので私が怒りの衝動が起こった時にFacebookに全て会話を書き出した。
Hちゃんは「傷つけて本当にごめんなさい。でも名指し辛い。」
と言って、それから更に半年後、HちゃんとYちゃんはまた二人旅行に行った思い出写真をFacebookに公開した。
