小さい頃の近所の友達
その友達は
感受性が強い(行動派)
という感じの人だった。
どういう事かと言うと、
例えば、小学校の頃駅の前を友達と歩いていて、大きな荷物を抱えたおばあさんがいたら絶対に助けに行っていた。
本当に困っている人がいたら、じっとしている事ができなくて、人がたくさんいても、大きな声で「大丈夫ですか!?」と人をかき分けて駆けつけて行っていた。
学校で行われた救急医療セミナーを真剣に聞いていて、数ヶ月後にどこかでセミナーで勉強した内容を覚えていたお陰で人助けをする事ができたらしく、
市か何かから表彰されていた。
友達は両親も子供3姉妹みんなそんな感じで、その子のお母さんが困っている人を見てそれがきっかけで募金を始めたと言って、
中学の頃朝募金活動で声を張り上げるお母さんを見て何だか苦しくなった。
1番上のお姉さんは、
「たくさんの人を助けたい。」
と言って看護師になった。
2番目のお姉さんも医学系に進んだらしい。
末っ子の友達は、正義感が強過ぎて、
道で困っている人に声をかけていたら同級生から浮いてしまい、それがイジめに繋がって中学から不登校になった。
友達に酷い事を言われたら大声で泣いて、
嬉しい事があったら大声で先生達に言いふらして、とても素直な子だった。
今はもう不登校から立ち直って東京で男と結婚して多分ご両親もどこかに引っ越してるっぽいんだけど。
どうか、あの頃のままでいてほしい。